活動日記

「孤育て」の行き詰まりから、親子で楽しめるコンサートを始めました。

こんにちは。杉本京子です。もう5年も前の話になりますが、「0才からの音楽会」を始めたきっかけを改めて振り返ってお話してみようと思います。

「赤ちゃん返り」と「孤育て」

きっかけは「赤ちゃん返り」「孤育て」でした。夫の転勤で、地元でもある兵庫県を出て、関東に転居。そしてすぐ、二人目を妊娠・出産します。魔の二才児、イヤイヤ期…2才になったばかりの息子にとって、赤ちゃん(妹)の誕生は人生最大の危機だったのかもしれません。里帰り先の実家でも、「おかあさん」「おかあさん」「おかーさん!!!!」。じぃじにもばぁばにも懐かず、早々に自宅へ戻りました。自宅に戻っても、息子の「おかーさん!!!!」は激しさを増すばかり。

慣れない関東住まい、転職したてで気を張って仕事をしている夫の帰宅は日付の変わるころ。新生児育児と赤ちゃん返りの魔の二才児。「おっぱいあげちゃいや」「赤ちゃん抱っこしないで」娘の世話をする私を邪魔して気を引こうとする息子に疲れ果て…。終わりなき家事と育児と、育児と家事と、家事と育児と。。。それだけ?

なんだか、「私」がなくなるような、そんな危機感を覚えました。映画を見たいとか、カフェに行きたいとか、そんな欲求すらもはやなかったけれど、どうにかして、私のために使う時間を作らないと、私が壊れる。

とはいえ、頼れる身内はみんな関西。友達だってほとんど関西です。そして転居に伴って仕事も辞めてきました。自由になるお金も時間も預け先もない…。

真夜中の思いつき

そんなこんなで一体何をしようかと鬱々していたとき、ふと思い立ったのが、コンサートをやりたい ということでした。里帰り中に地元で参加した、ママさんブラスのクリスマスコンサートが思いのほか楽しかったのが、心に残っていました。

子育てにとことん煮詰まって、「いいいいいいーーーーーーーっ!!!」ってなったある晩、勢いあまってネット掲示板に投稿しました。

「赤ちゃん連れでも聴けるコンサートを企画しませんか?」

真夜中のラブレター的な勢い。「朝になったら消さなきゃ」と思っていたくらい。まさか、返信があるとは思わなかった。

なのに、返信をくれた人が5人も!近くに住む、ママたちからでした。

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